今回は、損切りについての疑問について書きました。
損切りって本当に必要なの?
損をするのにメリットなんてあるの?
損切りを決めるときの基準は?
こちらの疑問について解決するよう書きました。
参考にしてください。
そもそも損切りってなに?
損失が出ると分かっていて決済をすることです。
自分のポジションに反して逆行した時に使います。
トレードをする上で非常に重要なものですので、しっかり使えるようにしておきましょう。
損切りは必要なのか?
結論:必要です。
初心者であればあるほど、必ず入れておかなくてはなりません。
結構な数のトレーダーは損切りを入れず一度は大損をしたことがあるでしょう。
私もその1人です。
しっかりと相場の洗礼を受けました。
皆様には無駄な大損は経験してほしくないので、是非とも損切りは入れてください。
もちろん、私と同じ相場の洗礼を受けたい方は、大損するまで損切りを入れないでやっても良いです。
損切りのメリット
損切りはメリットが多いです。
今回は損切りのメリットを3つご紹介します。
①損失を限定的にすることができる。
損切りラインを決めておくことでそれ以上の損失が出ないようにすることが出来ます。
ポジションと逆行した時は、大体さらに大きく逆行することが多いです。
損切りを早めにしておくことで、予想外の大損を防ぐことができます。
②資金効率を上げる(チャンスを掴めない)
損切りをすることに資金をフリーの状態にすることが出来ます。
どう言うことかと言うと、含み損を抱えたままずっと持ち続けていると、証拠金をその含み損のポジションに使っているため、別の通貨ペアなどでチャンスがエントリーすることが出来なくなります。
③メンタルに優しい
1万円を許容損失額と設定しているトレーダーであれば1万円なら我慢できます。
しかし、これが5万円、10万円と損が膨らんで行ったらどうでしょうか?
かなり精神的に、ダメージを受けるのではないでしょうか。
チャートも気になり、仕事や家事に集中できなくなってしまうでしょう。
損切りのデメリット
優秀な損切りですが、全くデメリットがないわけではありません。
次はデメリットについてみてみましょう。
①損切りをした後に自分の思っていた方向に動く
損切りをした直後に、自分の思っていた方向に動くことがよくあります。
これを何度か体験すると損切りしないほうがいいのでは?
このように考えがちですが、損切りを置いていない時に限ってどこまでも逆行していくものです。
②損切り貧乏になってしまう可能性
損切り貧乏とは損切りばかりしていて、利益を出すことが出来ない状態のことです。
これは損をあまりにも出したくないがために、損切り幅を極端に狭くしているトレーダーに起こりやすいです。
デメリットの回避法
損切りでのデメリットの原因は下記2つの可能性があります。
①損切りするラインに問題がある可能性。
何度も損切りラインに触れてから、思っていた方向に動くと言う方は、損切りラインを普段設定しているところからもう少しだけ下に設定してみましょう。
許容損失額に対し、少なめのロットで入っておくとこのようなデメリットを回避することができるでしょう。
例:1万円の許容損失=1ロット 大体100PIPS(通貨ペアにより誤差あり)
1万円の許容損失=2ロット 大体50PIPS(通貨ペアにより誤差あり)
1万円の許容損失=10ロット 大体10PIPS(通貨ペアにより誤差あり)
このようにロット数を抑えることで損切りまでのPIPS数を大きくも小さくもすることが出来ます。
いつもより小ロットで入ることによりデメリットを軽減化することが出来ます。
②エントリーがあまりにも早すぎる可能性。
当然ですが、エントリーをする際に出来るだけエントリーしたいポイントまで引きつけてからエントリーしたほうが、損益は減り、利益は増えます。
こう言う人は、自分がエントリーしたいポイントまで、しっかり待つだけでもデメリットを回避することができるでしょう。
あまり強固なルール設定は守れなくなるため程々くらいに経験を積んで改善してみてください。
損切りラインの決め方
①損切りには2種類の方法がある。
損切りをする方法は2種類あります。
・逆指値を使った、自動的に行われる損切り
許容損失をあらかじめ決めておき、その損失額に達したら自動的に損切りをする方法です。
強制的に決済するので、損切りが出来ない人、初心者のトレーダーにおすすめします。
今回は、逆指値を使った目線での記事です。
・値動きをみながら、自分の経験を元に損切り。
上級者が使うテクニックです。
損切りが必ずできる強い精神力が必要です。
また、一瞬で大きく動くこともあるため、損失額が大きくなることがあります。
損切りがなかなか出来ない方、初心者トレーダーにはおすすめしません。
FXになれてきてから、取り入れるのはありです。
②エントリーする前に損切りラインを決めておく。
エントリーした後では、冷静な判断が出来なくなります。
どうしてもポジションを可愛く思ってしまう現象ですね。
エントリーする前に損切りラインを決め、逆指値を使い損切り設定をしておきましょう。
③トレード根拠が崩れたところが損切りライン。
例えば、水平線、トレンドラインなどエントリー根拠にしたラインがある場合は、そのラインよりも少し外側に損切りラインをおくようにしましょう。
このラインを抜いてきたと言うことは、エントリー根拠が崩れています。
自分のたてたシナリオから外れた時は損切りをしなければいけません。
しかし、そのラインぴったりに反応するわけではなく、少し抜いてから反発してくることもよくあるので、少し外側に離しておく必要があります。
週足、日足のラインだと50PIPSくらいの誤差は発生する可能性があるので、損切り幅はそれ以上取っておくようにします。
④通貨ペアにの特性に合わせる。
通貨ペアにより振れ幅がかなり変わってきます。
USD/JPYなら根拠としたラインからあまり離れていない損切りラインを設定しても大丈夫でしょう。
しかしGBP/JPYなら振れ幅が大きく、かなり大きく動きます。この場合根拠としたラインから結構離した位置に損切りラインを置かないと、損切りラインに触れてから逆行するなんてことはよくあります。
実例
図は、USJ/HPYの日足チャートです。
矢印のところでショートのエントリーしたとしましょう。
この場合、白いトレンドラインがエントリー根拠にしておきます。
この場合白いトレンドラインより50PIPSくらい上の損切りラインを設定します。
この場合だと数日間は含み益になっていて、その後逆行して損切りラインにタッチしました。
さらに、そこから200PIPSほど上昇しています。
このチャートですと、さらにそこから戻ってきているため、損切りする必要がなかったのでは?
と、思うかもしれませんが、今は下がっているチャートまで見えているためそのように思えるだけで、下がってくるまでに約2週間ずっと含み損を抱えていて、これ以上上がる可能性に怯えながら過ごさなければなりません。
メンタルがよほど強くないとまず無理でしょう。
それよりも50PIPSで、損切りをすることにより上昇仕切ったところからショートエントリーをし直すと150PIPSすでに取れています。
一度損を受け入れることにより、さらに大きい利益を積み上げることができるようになるので、損切りの重要性がわかりますね。
まとめ
損切りはFXトレードをする上で非常に重要な要素です。
トレード手法によっては、損切りを入れない方法もありますが、初心者トレーダーの方はメンタルが崩壊しないよう必ず損切りラインを入れておきましょう。
今回のまとめです。
損切りのメリットは3つです。
①損失を限定的にすることができる。
②資金効率を上げる
③メンタルに優しい
損切りのデメリットもあります。
①損切りをした後に自分の思っていた方向に動く
②損切り貧乏になってしまう可能性
デメリットの回避法は、2つです。
①デメリットのどちらも損切りするラインに問題がある可能性があるからロット数を小さくする。
②エントリーが早すぎる可能性。自分がエントリーしたいポイントまでしっかり待つ。
損切りラインの決め方
①損切りには2種類の方法がある。
・逆指値を使った、自動的に行われる損切り
・値動きをみながら、自分の経験を元に損切り。
②エントリーする前に損切りラインを決めておく。
③トレード根拠が崩れたところが損切りライン。
④通貨ペアにの特性に合わせる。
実例を元に自分の損切りルールに活用してください。
さらに経験値を積むことでさらに精度の高い損切りラインを決めることができるようになってくるでしょう。
損失は、誰でも悲しいです。
しかし、大きな損失を出さないため、相場から退場しないためには損切りが必須です。
なかなか損切りできないトレーダーも、自動化することで回避できます。
ぜひ皆様のトレードに取り入れ、利益を増やしていってください。
損切りを含めた、トレードルールに関する記事も書いてますので、宜しければそちらもご参考にしてください。
また、FX口座をまだお持ちでない方はまずは、口座を開設しましょう。
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こちらの記事を参照して、必要だなと思った方は2つ以上の口座を持つようにしてください。